特別資料No.515 ドイツ連邦環境局(UBA)REACHの推進:アーティクル中の物質 最終レポート
2021年12月発行
資料内容
2021年1月5日より欧州では、REACHの認可対象候補リスト(Candidate List)物質を含む製品を供給している企業は、SCIP(Substance of Concern In articles as such and in complex objects
(Products))データベースを利用し、これらの情報を届け出ることが義務化されました。
この施行に先立ち、ドイツ連邦環境局(UBA)より「REACHの推進:アーティクル中の物質」と題した調査報告書が公開されています。本調査は、さまざまなREACHのプロセス及び関連する課題を分析することにより、REACHの施行改善を目的とした対応策の選択肢を策定するためのプロジェクト「REACHの推進」の一環として実施されたものです。REACHにおいては、物質及び混合物を管理する規制の枠組みが十分に確立されている一方で、多くの最終製品がアーティクルであるにもかかわらず、アーティクル中の物質による非意図的な影響については、まだ、整合性の取れた法的な対応が欠けているのが現状です。本報告書は、REACHで定められているアーティクルに関連した要件を分析し、その改善の選択肢を策定しており、今後の規制動向を予測する上で役立つ情報が含まれています。
本資料は、情報B 2021年4月号から11月号のトピックスで掲載されたものを再編し、特別資料としてまとめたものです。
本翻訳文は、UBAによって公表された原文の非公式な翻訳であり、原文は以下のウェブサイトより無料にて入手できます(https://www.umweltbundesamt.de/en/publications)。翻訳はJETOCが行っており、UBAによる内容の確認は受けておりません。翻訳に関する全ての質問及びコメントについては、JETOCが対応させていただきます。
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