特別資料No.526 フィリピン 共和国法律6969(化学物質管理法)同施行規則及び規制(第3版)

資料内容  2023年2月発行(会員価格12,000:非会員価格30,000)

 フィリピンでは、1990年10月に共和国法律No.6969「違反に対する罰則を定め、かつ他の目的のために毒性物質及び有害性・核廃棄物を管理するための法律」(以下、本資料中では化学物質管理法又は法と略す)が承認され、施行された。また、同法に基づき、環境・天然資源省行政命令No.29「共和国法律No.6969の施行規則及び規制」(以下、施行規則と略す)が公布され、施行された。同法及び施行規則に基づき、化学物質は、既存化学物質としての申請又は新規化学物質の製造・輸入前届出が要求されている。また、優先化学品リストの策定ならびに健康及び環境に不当なリスクを呈するおそれがある物質に対する追加試験の要求等も、規定されている。
 その後、それらの施行のために、法、施行規則に加え、いくつかの行政命令、覚書通達が発効されており、化学品管理命令(CCO)の対象となる化学品についての規定、優先化学品リスト(PCL)についての規定、製造前及び輸入前届出(PMPIN)の諸要件の他、実験目的又は研究開発目的のためのみ少量生産されるもの、ポリマー、少量輸入化学品等の免除要件が規定され、種々の書式が制定されている。
 JETOCではこれまでに、フィリピンの化学物質管理に関する特別資料として、No.68 「フィリピン共和国法律6969(化学物質管理法)同施行規則及び規制」並びにNo.106「化学品及び有毒物質の取扱いのための手引き」及びNo.407「フィリピン共和国法律6969(化学物質管理法)同施行規則及び規制及びその手引書(第2版)」をそれぞれ1993年10月並びに1996年10月及び2016年7月に発行している。法及び施行規則は今日においても改訂されていないが、上記の手引書が廃止され、行政命令及び覚書通達が補充されている。
 本特別資料は、法、施行規則に加え、関連の行政命令及び覚書通達を補充し、1冊にまとめたものである。
 フィリピンでは、製造・輸入を意図する化学物質について、フィリピン化学品及び化学物質インベントリー(PICCS)への収載有無により新規・既存を区別している。新規の場合は、製造前及び輸入前届出(PMPIN)が要求され、審査後、製造・輸入が可能となる。初回製造後に製造・輸入開始届出(NOC)を提出することで当該物質はPICCSへ収載され、誰でも製造・輸入が可能となる。また、当該物質が、優先化学品選定クライテリアに該当する場合は、追加試験等も要求され得る。その他、優先化学品リスト(PCL)又は化学品管理命令(CCO)の対象である場合は、それぞれの遵守要件に従う必要がある。これらは、法、施行規則、行政命令及び覚書通達に詳述されている。
 本特別資料がフィリピンでの化学品事業に関係する方々の、お役に立てば幸いである。

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