第86回講習会 東南アジア化学品規制の概要
2025年12月発行(会員価格12,100:非会員価格30,250) A4版 日本語 102頁
資料内容
今回紹介するASEAN主要国では、ASEAN内での、ヒト、モノ、サービスの自由な流通を追究しているものの、化学物質管理については各国独自の管理が継続されています。現状は、事故防止に主眼を置いたハザード管理が主体であり、ばく露評価に基づくリスク管理は今後の課題です。こうした課題を踏まえ、化学物質管理制度を更新する取り組みが行われていますが、行政/立法組織の人材不足等があり、遅延もある状況です。
また、今回紹介する何れの国でもGHSは導入されていますが、国連GHSの何版に準拠するかは国によりバラバラな状態です。ASEAN内での統一も議論されていましたが、そもそも決着するかも含めて、状況は現在不透明です。
今後においても、ASEAN全体での包括的な化学品管理規制の構築は望むことができず、言葉や文化の異なる国々、それぞれの法規により化学品管理が継続されていくものと思われ、それらに個別に対応していく必要があります。今年に入ってからも、タイにおける有害物質リストの改訂やベトナムにおける化学品法の改正等が行われたように、各国の法規制の内容も刻々と変化していきます。これら最新の動向も踏まえた上で、各国それぞれの法令にしっかりと対応していだだけるよう、本セミナーを企画しました。
東南アジア主要国における化学品規制の概要について、体系的に理解したいという方は是非この機会に聴講ください。なお、本講習会では実務に近い内容や通関手続、試験内容、工場管理等には触れませんので、ご承知おきください。
【紹介する各国の主要法規】
◇タイ:有害物質法、労働安全・衛生・環境法
◇インドネシア:政府法令74/2001、商業大臣規則20/2025
◇ベトナム:化学品法
◇マレーシア:2013 CLASS規則
◇シンガポール:環境保護管理法、職場安全保健法
◇フィリピン: 共和国法律6969
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