第83回基礎講座 日本の工業化学品規制の初歩

2025年6月発行

資料内容

 今回の基礎講座「日本の工業化学品規制の初歩」では、初学者の方を対象に化審法を中心としてそれを取り巻く、安衛法、毒劇法、化管法がそれぞれどのような役割、内容であるのかを解説いたします。これら4法の守備範囲と内容を一度に知ることにより全体像をつかんで頂くことを期待しています。

 化審法と毒劇法については、直近、大きな法改正はありませんが、これらの法令で要求されている基本的な内容をしっかりと理解し、法令遵守に抜け漏れが生じないよう徹底していくことが重要であることは、言うまでもありません。一方、安衛法については、労働災害発生の実態を鑑み、これまでの特別則による個別具体的な規制から自律的な管理を基軸とする規制へと大きく変更されることになり、ここ数年、それに伴う政省令改正が行われています。また、化管法については、PRTR制度とSDS制度の対象物質の見直しが行われ、施行令の一部改正(令和3年10月公布)により指定された新たな対象物質についての対応が始まっています。
 これらの改正も踏まえて、4法について法令をベースとした解説を致しますが、まずは法律の全体像を把握いただくことを念頭においているため、具体的な手続き等の実務的な詳細には踏み込みまず、安衛法の特化則、有機則等の下位規則、届出・報告等の手続き、安全性試験・評価、及び健康管理、工場管理、設備管理等についての説明は割愛している他、GHSについても関連条文の中で触れるにとどめておりますのでご了承下さい。
 配布資料は講演スライドの他、4法の関連条文及び主要な関連法規、通達等に対するリンク集を掲載することで、原文にも容易にアクセスできるようにし、後々も参考資料として利用できる充実した内容としています。
 実務的な対応という観点からは物足りなく感じられる内容かもしれませんが、全体像を俯瞰する入門編として、基礎固めにぜひご活用ください。管理統括部門の方だけではなく、新規化学物質など法規制物質を取扱う機会の多い新規事業・新製品担当の方、研究開発部門の方等にも受講して頂ければと考えています。
本講座がこれらの業務を担当される方々にとって、お役に立てば幸いです。

<内容>
・化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)
・労働安全衛生法(安衛法)
・毒物及び劇物取締法
・特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法)

上記4法の基本を法令ベースにて概要説明

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商品番号:30081

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